講習会に参加してきました。
2025年5月18日(日曜日)7時間程、講習会に参加してきました。今まで講習会というと何とかテクニックの習得とかの話でしたが、今回は我々歯科業界にもDXの波が訪れており、いかにDX化して業務を少なく効率化し、より患者さんに侵襲を少なくするかという内容の講習会になりました。当院でも以前から発注していたIOS(口腔内スキャナー)が納品される事になり、差し歯作製や矯正の診査模型を今まで型採り材で行なって石膏を流して石膏模型で行なっていた事を、口腔内スキャナーで撮影し、3Dプリンターで作製していく方法に移行していきます。ただ、論文を読み解いていくと全ての症例に適応では無く、入れ歯などの作製はケースによって適合率が30%程しか無く、従来法のアナログのテクニックの方が適合率99%以上な為、従来法で作製していかないとお口の中にフィットしない物が出来上がって事になります。その為、まだ完全移行とはいきませんが、今後外科処置もCTデーターと口腔内スキャナーのデーターを複合化していくと外科のメスを入れる切開線のガイドができるなど、これから施術方法も変わり、患者さんの安全性がより高まる時代が到来しようしています。今でも診療後にCT読影データを基に次回の手術のイメージトレーニングなど準備をしているのですが、DX化すると私がますます家に帰れず夜な夜な処置の準備に追われる日々が続くだろうという事は確定みたいです。