ブタペスト研修(Urban Regeneration Instituteへ行ってきました)その2
先日ハンガリーの首都ブタペストで行われた、アーバン教授から直接指導受ける研修会で2日間はブタペストUrban Regeneration Instituteにて、座学の講義とライブオペ見学、ウィーン医科大学で1日朝から夜まで実技実習研修とありました。今回は前回の内容とはだいぶ異なり、軟組織(歯ぐき)の再建を中心に学んできました。超一流の超越テクニックを教えて頂きましたが、かなり熟練を必要とし、日本に帰ってきましたが、まだまだ練習が必要で、診療終ってから練習しております。今まで我々は血管豊富な歯茎組織を口蓋(上顎の舌側)の歯茎から採取していましたが、アーバン先生が言われるには、色が良く無い。他の部位と新しく作った組織とでは若干色が違うとおっしゃっておりました。正直保険診療のFGG採取法ではパッチワークみたいな次はぎになりますが、CTG採取法では然程違いはわかりません。強いて言うなら毛細血管の走行が違う模様かな?ぐらいのレベルですが、親知らずの部位から採取するアイスバーグ法の方がいいとおっしゃっておりました。確かに親知らずの部位は繊維が多くて丈夫で非常に予後も安定したいい組織ですが、親知らずを抜歯していない方だと殆ど採取できないのです。故に移植部位が広範囲で沢山組織が必要な時以外は口蓋から採取しておりました。
今回は南フランスから参加した歯科医師の方と一緒にアーバン先生のライブオペを見学しておりました。私は日本から参加したので、日本のイメージが悪くならないよう必死でした。何故か緊張しっぱなしでした。手術始まる前の控え室にて写真です。